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スタッフのゆる~いブログ

今後のペット業界でほぼ間違いなく起こり得ること part2

2022.2.10
今後のペット業界でほぼ間違いなく起こり得ること part2

こんにちは。オーナー兼スタイリストのMomoseです。

前回のこちらのブログの続きで、「今後のペット業界でほぼ間違いなく起こり得ること」をお話ししていこうと思います。

順を追ってご説明していきますが、

①ペット関連のあらゆるサービスや商品の値上げ

②ペット生体価格の大幅な値上げ

③生体販売業の縮小

④総飼育数の減少

⑤ペットの遺棄

⑥意識の高い飼い主様の増加

⑦ペットのQOL向上

などなど…。

今ざっと挙げただけでも上記のことが起こると考えています。


まず①ですが

現在進行形で考えられるものでいうと物価の高騰、また巷で話題の社会保険料の負担増や、最低賃金の底上げによる人件費増なども今後の考えられる要因です。また以前のブログでお話しした通り、このお仕事の現状はハッキリ言って「割りに合わない」の状態なので今までお手頃だったお店も頭を抱えていることがと思いますし、今後健全な運営をしていく事を考えるとまともな料金設定を考えなくてはいけません。

またホテルや一時預かり(ショートステイ)においてもシステムの構築や見直しが必要な事業所はあるかと思います。今のケージの広さでは預かれないので大きいものを購入。購入したとすれば他に使える床の面積が狭くなる。そもそも小さいお店であればケージを大きくすれば置ける数が減る。即ち、預かれる頭数が減る。ともなれば一頭あたりの単価を上げるしかありません。

ホテルも1日3時間以上運動スペースで運動をさせることになりますから、そのためのスペースを作らなくてはいけません。しかし果たしてそれほどの大きさのスペースを作れる事業所がどの程度あるでしょうか?また運動スペース内で犬猫のみという状況なのか、人が常駐しているのかなどシステムもどうするのかというところです。

当店はこの改正案がほぼ確定した時期に増築をしましたのでスペースとしては問題ないです。

(写真参照)

 

ホテルは泊まり込み対応というところで安心してお預け頂いているお客様が多数いらっしゃいますので、3時間の運動に関してもスタッフ常駐で対応させて頂こうとは考えています。ですが、そうした場合には日中のトリミング要員を最低1名省かないといけなくなり、トリミングの売り上げが減ることになります。営業時間外にその時間を設けたとしたら、残業をお願いする形になるので残業代の発生、つまりその場合には人件費増になります。トリミングの人員を減らすのは避けたいのでそうするか、ホテル用の人員を確保するかというところになるかなとは思うのですが…。

とはいえ、どの事業所も改善する点はあるのかなと思いますので、どこに落とし所を持っていってバランスを取るかというところではあると思います。事業として継続していくには当店のように大きな変更が必要にはなるので、そうなると規模縮小なり、撤廃というのが増えそうな気もします。

またペット関連の商品も最近では質の高いものが増えてきており、それらも軒並み値上げになるのではと思います。物価も高騰してますし、海外メーカーも多いので流通コストもありますし。人間より市場が小さいのでやはり人間目線で言えば高価にはなると思います。「ペット業界での大量生産」と「人間業界での大量生産」は規模が違いすぎますからね…。

 

②、③はというと

繁殖業者の一度に飼養できる数というのが、一人当たりこれくらいと明確になりました。そのため今までの規模ではできないところが大多数だと思います。となると販売できる数も今までより減るわけですから当然単価もあげなくては成り立たないでしょう。この改正案が出た際にとあるニュース番組で繁殖業者に調査をしたところ「廃業」「廃業を検討する」と答えた人が50%でした。それだけ繁殖業者からすると死活問題ではあるのですが、今日に至るまで悪質な業者が目立ってきましたから、そういった事を抑制するためには今回の明確は数字が決まったのはいいことだなと思います。しかし「誠実な事業所が馬鹿を見る」ようなのは何だかモヤモヤします。これに関してはどんな物事に関しても言えることなんですがやるせないですよね…。とはいえ決まってしまったことですし、この限られたルールの中でやっていくしかないですね。生体価格も私が小学生の時とかは小型犬で12〜3万円とかチラホラ見ましたが、今では当時の4〜5倍くらいの価格がスタンダードになりつつありますね。トリミング料金は上がっても1000〜2000円くらいで全然値上がりしてないので「トリミング業界大丈夫か?」ってなってるんですが…。生体価格が100万を超えるのも遅くないかもしれませんね。

 

④は

これに関しては年々減っているという統計があるので引き続き減り続けるのではないかなと思います。②のように生体販売が100万を超えるようになってきたら今の日本の情勢を踏まえると更に飼う方は減るのかなと思います。

 

⑤は

このコロナ禍でも度々取り沙汰されていますが、特に一番目にするのが「お家時間が増えたので癒しが欲しくてペットを向かい入れたが想像とかけ離れていて手放す」、「テレワークが解除され世話ができない」などなど。コロナ禍らしい理由が目立ちます。一時の感情で動いてはダメですね。日本動物愛護協会の「その一目惚れ 迷惑です。」という広告を私は支持しているのですが、その通りだなーと思います。協会側もこのような広告を出すのは躊躇ったかと思いますが、動物愛護や福祉という面から見たら「よくぞ言ってくれた」と思いました。

上記の理由だけでなく、人の生活が困窮すると一番に削られやすいのはペットのお金だったりもします。そういう理由もあり遺棄する方はこれから増えるのではないでしょうか。

 

⑥、⑦

とはいえ、ちゃんとしている飼い主さんが多いことも知っています。前述の通り、総飼育頭数は年々減っているのですが、その反面ペットのQOLは向上しているという統計があります。これは①にも通ずることですが、質のいいサービスや、ものが増えた、それらもペットのQOL向上に関与しているということです。昔に比べ「動物愛護」という言葉は広く認知されています。最近では「動物福祉」という言葉もジワジワと広まりつつあると感じていますが「動物愛護」ほどではないですね。愛犬、愛猫のためにネットで調べやすく、情報を取り入れやすい環境になったのも大きいですね。しかしながらネットには様々なことが書いてあり、信憑性のないものも多数あります。現段階で正しいとされているものを見分けるには科学的根拠があるのか、第三者が客観的に見てちゃんと評価されているものなのかなどと照らし合わせてすり合わせていくといいですね。そこまでできている飼い主さんもまだ少ないかなとは思うのですが、できてる方もいるのでびっくりします。むしろそういうところも勉強せずに適当なことをいうプロもいます。大声ではいえませんがはっきり言って多いです。(オフレコでお願いします汗)


プロ恥ずかしい…。頑張ろうぞ!と思うのです…。

私はちゃんとしたプロでありたいし、そのために日々学び、活かし、役立てて行きたい。もっと真っ当な仕事をしたいし、お客様に満足してもらえるものを提供したい、動物福祉を広めたい、プロとして認めてもらった上で真っ当な対価を頂きたいと思うのです。「業界全体を変える」なんてことは私一人ではできないです。私ができるのはせめて私の手が届く範囲でしょう。

当店は他の近隣店舗に比べたら高いです。この値段を払って頂けるだけの価値があるか、納得してもらえるものを提供できているかというところだとは思うのですが、まだまだ勉強しなくてはいけないと思いますし、変えていかなきゃいけないなとは思います。

うーん…。課題が山積みすぎる…。地道に頑張ります。

一先ず、定期顧客様についてはどのサービスも現料金で据え置きでいこうかなとは考えてます。今のシステムであれば。ご新規様、6ヶ月以上利用歴のないお客様については大幅な値上げを検討しています。心苦しいですが、そうでもしないと真っ当な仕事として成り立たないなと思うのでご理解頂ければと思います。定期顧客のお客様でたまに「値上げしてもいいよ」と言ってくださるお客様もいらっしゃるのですが、そこは最後の砦として残しておきたいと思います。本当に困った時は泣きつくかもしれませんが…。応援の形というのは色々あると思いますので、他の形で応援して頂けたら嬉しいです。我々のモチベーションにもなるので。


さてさて、長くなってしまいましたが

「今後のペット業界でほぼ間違いなく起こり得ること」というテーマで今回はブログを書かせて頂きました。

書いてる側も、読んでいる側も、あまり気持ちの良いブログではなかったかと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

正直、このブログをアップするかどうするか悩んではいたのですが、「発信」しなくては何も伝えられないなと思い書かせて頂きました。

我々も頑張ります。そりゃもう生活かかってますから命がけで。

皆さんもどうか愛犬、愛猫のために学び、活かし、生活に役立てていってください。

QOL高めてあげてください。きっとその子は幸せでいられるはずです。もっともっと幸せになれるはずです。