「忙しい」という言葉に違和感を感じるようになったのはいつからだろう…

トリミング業界は12月が一番の繁忙期とされています。その要因としまして、皆さま「ワンちゃんも綺麗になって年を越したい」という方が多いからです。その為、通常の月に比べ予約が取りにくい状況であったり、いつも行っているお店での予約ができないために他のお店に流れてしまうことが多いです。
そんな繁忙期、真っ只中ですが…。私、ずっと疑問に思っていることといいますか、違和感を感じることがあります。
「忙しい」という言葉をよく聞きます。それこそ同じ業界に身を投じている人もそうですが、ほかのお仕事をされている人でも聞きます。
私、社会人になり3年目のペーペーなので、諸先輩方には生意気な事を言ってしまうことになるかと思いますので先に謝罪をしておこうと思います。申し訳ございません。
あくまで私の個人的な考えになりますが、「忙しい」と思うような仕事は、はたして仕事なのだろうか?
「商売」をしていると「忙しい」って有難いことだよねという風潮というか、スタンスがあります。「忙しい」と思うくらいお仕事を頂けているということ、それだけ自分の仕事が必要とされていること。確かにそう考えると「忙しい」というのは良いことだと思います。ですが、そう考えればという話です。
「忙しい」とは「心を亡くす」と書きます。
「忙しい」仕事は仕事なのだろうか?という話に戻りますが、ではその忙しい仕事とは誰のための、何のための仕事なのだろうか。私たちトリマーで例えるならば、お客様のため?ワンちゃんのため?はたまた自分のため?
極論を言ってしまうと「忙しい」だけの仕事は誰のためにもならないのではと思っています。
我々は皆様の大切にされているご家族をお預かりします。命と向き合います。そこに「忙しい」が第一にきてしまえば、お客様にも失礼ですし、ワンちゃんのためにもなりません。
おそらく私の性格上、「忙しい」が真っ先に来てしまうと、どこか手を抜いてしまったり、おろそかになってしまったり、少しでも楽をしようとしたり、ミスが多くなってしまったり、雑になってしまうと思います。なので常に「楽しい」が真っ先にくる仕事になるよう日々お仕事をしています。
その為、BECKではどんなに多数のお問い合わせが来ても、繁忙期であっても「忙しい」と感じるような仕事量にならないように日々調整しておりますし、キャパシティを超えないように詰め込み等もしておりません。
「忙しい」仕事をしていても「楽しく」ありませんからね。
それに一人一人のお客様と、一頭一頭のワンちゃんと真摯に向き合いたいので。
これが私の個人的な意見と働き方です。
なので繁忙期であっても、思いつきでこのようなブログを書く余裕があるわけなんですけども笑
他の意見や働き方を否定するようなものではありません。私にはそのような働き方が出来ない為、素晴らしいとも思いますし、リスペクトもあります。
各々の仕事、働き方、考え方がありますもんね。
今日も一日お疲れ様です。今年もあと2週間ほどですね。張り切っていきましょう!