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涙やけ、目ヤニ

2020.2.12
涙やけ、目ヤニ

「涙やけ」とは、涙の産生が過剰になり目の周囲の毛が着色する事

涙やけという言葉がよく使われますが、病名では「流涙症」と呼ばれます。白い毛色や顔が小さい子は涙焼けになるのは、仕方がないと諦めている人もいますが、何かしらの原因があるわけで、それを改善してあげれば涙の量が正常に戻ることもあります。

涙やけは、涙に含まれる「塩化リゾチーム」という成分が過剰に毛につくことによって茶色く着色してしまう現象です。茶色く着色した毛は洗っても落ちません。「リゾチーム」とは酵素の一種で、別名「溶菌酵素」。特に、涙や唾液、鼻水の中にたくさん含まれていて「感染防御」の働きをしていると考えられています。もちろん人間の涙も同じ働きをしています。

涙は本来、涙腺→涙管→鼻へと排出されていきます。人間も泣く時に鼻水も垂れてきますよね?それがスムーズに鼻まで排出されていないため、涙を流し続けているという状態になってしまっていると涙があふれてきます。

他にも涙があふれだしてしまう原因は様々ですが、対処法の手順をまとめてみましたので参考程度に…

 

1. 代謝の問題

水分摂取量や運動量が足りていない場合、体重管理が必要な状態や肥満状態になっていると身体そのものの代謝が悪くなり、涙やけが出やすくなることもあります。

余計なものは体外に出せる代謝の良い身体を保つために水を飲んで、十分な運動をすることが大切です。沢山水を飲んで、運動して、オシッコでしっかり排泄する。食事がドライフードの場合は十分に水を飲んでいるかどうか確認してみてください。

「水分を摂取して運動する」とてもシンプルで当たり前のようにも感じますが、これが正に灯台下暗し。当たり前だからこそ見落としがち。根本的な原因となっている場合もあるので意識してみると良いと思います。

 

2. 動物病院で診察

悩むほどの涙やけは動物病院で一度診察してもらいましょう!

逆さまつげや鼻涙管が詰まっていないかどうか獣医さんに診てもらってください。また結膜炎など目の病気にかかっている時も涙は過剰に出るようになります。

子犬が涙が多いのは普通

ちなみに仔犬の場合は皮膚や粘膜なども弱いので、その分保護するため涙などの分泌も多いです。成長と栄養代謝のバランスも安定していないので分泌も増えがちです。問題がないコでも子犬の頃は涙が多いのが至って普通です。

次に、診察してもらっても「何が原因が分からない」「量は多いけど気にするほどではない」と獣医さんに言われたら食事を変えてみるのも良いでしょう。

 

3. 食事を変える

よくある原因がフード、またはオヤツです。もしもジャーキーをオヤツとしてあげているなら、まずやめるか別のオヤツに変えてみてください。

添加物や酸化した油たっぷりの粗悪なドライフードなどを食べている場合、涙もドロドロになり涙管にタンパク質の代謝副産物がこびりついて涙の排出がうまくできなくなる事もあります。また、食べ物に含まれているものでアレルギーを起こしている可能性もあります。

普段食べている食事がタンパク質、脂質、添加物、などが多すぎないかチェックしてみてください。高級フードの中にはタンパク質、脂質が多くてワンちゃんに合っていない事もあります。また、1番目に書きましたが代謝が悪くて排泄として出しきれずに涙として排出している場合もあるので、ご飯の時の水分量を増やしてオシッコの量を増やしてあげるのも一つの方法です。

グレインフリーフードが流行っていますが、小型犬なのに高タンパク、高脂質のフードを食べている場合は臓器に負担がかかっているという場合がよくあります。

特に「ささみジャーキー」をオヤツとしてあげている場合は、ドライフードと合わせると1日のタンパク質摂取量が多くなってしまうこともあります。

手作り食で涙やけが改善した!という話もよくありますが、手作り食は通常、低タンパク質フードになり、水分摂取量も増え、添加物も少ないので改善しやすいのかなと思います。ですが栄養バランスを整えるのがとても難しいので個人的にはオススメはしません。

 

おすすめのサプリメント

代謝や食べ物が涙やけに影響してくるという事は、つまり腸内環境が崩れているとも考えられます。

なので、「水分摂取量、運動量、フード」の3つを見直すとともに、腸内環境を整えるサプリメントを併用してあげるのも効果的だったりします。

人間でも腸活といったワードが流行っていましたが、ワンコさんも同じで、水溶性食物繊維・乳酸菌のサプリメントが涙やけにはおすすめです。

当点ではヨーグファームとAmrita(アムリタ)の2種類を取り扱っております。

どちらのサプリメントも、水溶性食物繊維と乳酸菌という考え方は同じですが、違いとしてはAmrita(アムリタ)はフコイダンとセラミドも含まれています。

フコイダンは、昆布やメカブといった海藻のネバネバした物質に含まれる硫酸多糖の一種で、胃・肝臓・アレルギーに悩んでいる子におすすめしたい成分。セラミドは皮膚のバリア機能を整えてくれるので、フケ・炎症など皮膚トラブルに悩んでいる子におすすめです。

どちらも粉末状のサプリメントですので、フードに混ぜて頂ければ大丈夫です。

 

おすすめのドライフード

涙やけ対策のドライフードとしては「出来るだけ余分な添加物が少ない」、「タンパク質、脂質が高すぎない事」、「信頼性の高い原材料を使っている」これらを満たすフードが良いかと思います。

素材が安心できるもので、タンパク質と脂質を少し下げてみてください。

 

4. 涙やけの着色を防ぐ方法

最後に着色を防いだり、茶色い毛を出来るだけ白くしてあげる方法です。

白い毛色はどうしても涙やけが目立ちますが、市販の涙やけローションをコットンにつけて毎日軽く拭いて上げるだけで着色は防げます。すでに着色してしまった部分も毎日ケアしてあげると段々薄くなってきます。ただし薄くするのはかなりの根気が必要です。

おすすめの方法は、茶色に着色してしまった毛を頑張って白に戻すよりも、一度茶色い部分は切ってしまい、新しく生える毛を着色しないようにする方法です。ペットサロンで涙やけが気になると伝えて、顔周りを綺麗にしてもらいましょう。

新しく生えてくる毛は白く綺麗なので、後は涙で毛が濡れている時は拭き取ってあげればキレイな毛を維持できるはずです。

 

5. 環境が原因になる場合

涙やけの原因は全て食べ物という訳ではなく、部屋のホコリだったり、除菌剤・消臭剤が影響する場合もあります。

涙やけは何かが原因で、涙として排出しているという症状ですので、部屋を綺麗にしたりエアコンを掃除したり、除菌剤などを控えてみるのも一つの方法ですね。

 

「涙やけ・目ヤニ改善のアドバイス」

最後にどうやって改善を目指すか簡単におさらい程度にまとめます。 

 

・オヤツをやめる、または見直す

まず最初にオヤツを見直します。特にスーパー、ホームセンターで売っている安いオヤツは涙焼け・目ヤニの原因になりやすいのでNGです。

 

・フードを見直す

身体の中の脂質や老廃物は涙でも排出されています。タンパク質・脂質・添加物・キャリーオーバー(加工食品を製造する上で、原料自体に使われている添加物がそのまま加工食品に残ること)が影響してきます。

 

涙焼け・目ヤニは食べ物が影響している場合が多いのですが、食事に問題がない場合は、運動量は足りているか?、ストレスの多い環境ではないか?、アレルギーはないか?ハウスダストはないか?、お部屋は綺麗か?…この辺りをチェックしてみるのも良いかと思います。